CASE 01

  • 全く新しい
    開発への挑戦

  • 完成度の追求

  • 使い方を
    考慮した設計

電気絶縁材料だけでなく新しい分野への挑戦も行っています
~半導電シートの開発~

背景

電気機器の構成要素として、電気を通す「導体」と電気を通さない「絶縁体」、それらの中間的な電気抵抗を持つ「半導体」が挙げられます。これらがバランス良く使われることで電気機器として最高のパフォーマンスが得られます。
岡部マイカ工業所は、電気絶縁体の製造メーカーとして長年の実績を持っていますが、お客様の製品特性の向上のために新たな分野への挑戦を行いました。

課題

発電機は内部の電位差が大きく、何らかの欠陥(空隙)があると種々の放電が発生し絶縁劣化の原因となってしまいます。このような欠陥を無くし、電位差を抑えることが、発電機の信頼性向上、長寿命化に寄与します。

発電機コイルの内部構造
  • お客様

    マイカ製品は電気「絶縁」性に優れているが、より良い発電機を造るためには、絶縁耐力が優れた電気「絶縁」材料だけでは成り立たない。

従来のレーベル転位詰め物は欠陥(空隙)が生じやすく、放電により損傷(電気トリー)が起こりやすくなるリスクがある。
この部分に「半導電」性を持たせることでコイルの性能は向上する。
解決策

従来のレーベル転位詰め物の代わりに「半導電」性を持つシートを開発しました。 さらに発電機コイルのレーベル転移部の隙間に充填し易くするため、接着剤を半硬化状とし流動性を良くしました。

  • 新規開発品 半導電シート

    導電性材料を使用した新たな開発品半導電性を有するレーベル転位詰め物半導電シート

  • レーベル転位部への追随性

    半硬化状の製品性状のため、熱プレス後に凸凹状の細かい隙間をもつレーベル転位部においても、接着剤がフローし、追随する。

    • 01

      レーベル転位部の
      素線に凹凸が
      ある部分にシートを設置する

    • 02

      金型に挟み、
      熱プレスを行う

    • 03

      施工完了

  • 熱プレス後に発現する、安定した半導電性

    コイル内部の高温部分においても安定した半導電性を有する材料構成を研究開発。

まとめ

得意分野の電気絶縁体に関する高度なノウハウを生かし、新しい分野である半導電性製品の開発に成功。日頃から、新しいコト価値を生み出すために発想力を培っていたことが功を奏しました。